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 Dellのパソコン部門グローバルバイスプレジデントのSam Burd氏がThe Guardianのインタビューで、「アイデアを探索している」と述べたという。Burd氏は「興味深いのは、コンピュータがどんどん小さくなっていること。それが腕にあれば非常に面白い、訴える力もある」などとしており、Dellは腕時計型端末の開発を検討しているようだと海外メディアは伝えている。  ベンダー別売上高を見ると、米IBMがシェア25.5%で首位の座を維持した。2位の米Hewlett-Packard(HP)はシェア25.0%と、僅差でIBMを追っている。以下、3位にシェア18.0%の米Dell、4位にシェア4.9%の富士通、5位にシェア4.6%の米Oracleと続いた。 上位5社のうちDellを除いた4社は前年同期より売上高が減少し、シェアが縮小した。IBMの売上高は前年同期比13.6%減、HPは同14.4%減、富士通は同6.9%減少し、中でもOracleは同27.2%減と大幅に落ち込んだ。一方Dellは同14.4%成長した。

 x86サーバーは出荷台数が横ばいだったものの、売上高は前年同期比1.8%増加した。RISC/ItaniumベースのUNIXサーバーは、出荷台数が38.8%減、売上高が35.8%減と低迷した。Nadella氏によれば、ここにMicrosoftの強みがあるという。なぜならMicrosoftWindows Azureを始めとするクラウドのプラットフォームを提供する「ファーストパーティ」であると同時に、自社サービスでそれらを大量利用する「サードパーティ」でもあるからだ。「両者がお互いに要求を出し、フィードバックによる改善を重ねることが、進化の源になっている」(Nadella氏)というまた、2013年4月にはWindows Azure上で仮想マシンを利用できる「IaaS」サービスを正式に提供開始した。すでにWindows Azure全体の20%はIaaS用に稼働しているという(写真4)。また、最新のOSとして、Windows 8.1のサーバー版といえる「Windows Server 2012 R2」の仮想マシンWindows Azure上に用意。「Windows AzureのIaaSサービスを用いれば、いますぐWindows Server 2012 R2を評価できる」(Nadella氏)とメリットを語った。

47病院における電子カルテデータのバックアップ環境が完成したのは3月。データセンターのバックアップサイトには、Windows Server 2012を搭載した「Dell PowerEdge R720xd」と「Dell PowerVault」シリーズを採用した。Microsoft SQL Server 2012をレプリケーションすることで、病院ごとに電子カルテサーバーのデータが徳洲会VPN回線を介してリアルタイムにバックアップされている。現在バックアップ対象となっているのは検査データや処方データのみだが、今後は放射線検査画像などの大容量データも遠隔地バックアップを検討していく予定だという。

Dellは現地時間2013年5月10日、同社取締役会の特別委員会が著名投資家Carl Icahn氏と大株主の米Southeastern Asset Managementから、非公開化計画の新たな代替案を受け取ったことを明らかにした。 特別委員会は、「全株主に対して最良の結果をもたらすという目的のもと、これを慎重に検討し、潜在的なリスクと株主への報酬を査定する」と述べた。Icahn氏とSoutheasternは取締役会の入れ替えも提案しているという。 米メディアの報道(Wall Street Journal)によると、Icahn氏とSoutheasternは合わせてDell株式の13%を保有している。新たな代替案では、Dellは上場を維持し、株主は1株あたり現金12ドルまたは12ドル相当の追加株式を受け取る。Dellの手元資金と52億ドルの借り入れによってまかなう。

 Dellは2013年2月に、同社創業者で最高経営責任者(CEO)のMichael Dell氏とプライベートエクイティ会社の米Silver Lake Partnersを中心とする企業連合が、同社をレバレッジドバイアウト(LBO)方式で買収し、非公開化することで最終合意したことを発表した。この案の買収総額は約244億ドルで、合意条件のもとではDellの株主は普通株1株につき現金13.65ドルを受け取る(関連記事:Dell、約244億ドルで株式非公開化へ、Microsoftが20億ドルを融資)。同シリーズのUltrabookとしては、本サイトのレビュー記事でも取り上げた「dynabook KIRA V632」がある。このV632も、今回のdynabook KIRA V832の下位モデルとして「dynabook KIRA」ブランドに統合される形となった。

 今回は下位モデルであるV632との違いも踏まえつつ、dynabook KIRA V832を詳しくレビューしていきたい。dynabook KIRA V832には、V632同様に店頭モデルと直販モデルが用意されている。店頭モデルはCore i5プロセッサ・8GBメモリー・128GB SSDを搭載したスタンダードな構成だ。これに対して、直販モデルはスペックを強化したモデルとなる。オプションとして東芝による追加の保証サービスも提供している。最近のUltrabookに見られる傾向と同じく、dynabook KIRA V832もメモリーやストレージの増設をサポートしていない。そのため、128GBという店頭モデルのSSD容量で満足できるかどうかが選択基準となるだろう。評価機のSSDは、Cドライブに95GBが割り当てられているが、空き容量は55GBとやや少なかった。予算に余裕があれば256GBの直販モデルも検討したいところだ。なお、SSDの交換はサポートされていないものの、東芝製の「THNSNF128GMCS」で、mSATA接続のタイプとなっている。

 下位機種である「dynabook KIRA V632」との比較ではどうだろうか。V632の市場価格は当然ながらV832より安いものの、10~11万円程度。つまりV632の価格に3万円を加算することで、タッチに対応したWQHD解像度のディスプレイを得られると考えてよいだろう。後述するように、WQHDディスプレイは高解像度と引き換えに、本体重量やバッテリー駆動時間の面でトレードオフがある。そのためV832が全面的に優れているわけではないものの、他のPCでは得られない解像度のディスプレイを体験したい人にとって、十分に魅力的な価格という印象だ。ファブレットは、タブレット端末に近い大画面を持つスマートフォンのこと。「Phone」と「Tablet」を合わせた造語で、「Phablet」とつづる。この言葉は、2012年頃からメディアによく登場するようになった。また、大画面化の傾向が続くかどうかも流動的である。大画面化が進むと、比例して本体サイズが大きくなり「ポケットに入れにくい」「電話をかけにくい」といった課題が鮮明になってくるからだ。

 このように、ファブレットとタブレット端末では、位置付けが異なる。ファブレットの主な利用法はスマートフォンに近く、電話としても使う。つまり1台目の端末であることがほとんど。一方タブレット端末は、電話ができる1台目の端末に加えて2台目として持ち、情報を消費する端末として使うことが多い。2012年の第3世代Coreプロセッサ登場以降、Ultrabookの進化が著しい。2012年10月のWindows 8発売以降はコンバーチブル型、デタッチャブル型などフォームファクターも多様化し、タブレットとしても使えるPCが増加。これまでの「PC対タブレット」という対立の構図には収まらない、新しいデバイスが注目を集めている。

 ITproで毎週末に掲載している「週末スペシャル」では、これまで数多くのUltrabookやタブレットをレビューしてきた。今回は、その中から特に強く印象に残っているものをピックアップし、最新情報によるアップデートと併せて紹介していこう。NECの「LaVie Z」は、13インチクラスのノートPCとして世界最軽量の875gという軽さを実現したクラムシェル型のUltrabookだ。 天板やパームレストにガラス素材を多用しており、独特のすべすべした質感を実現している。約1.8kgという重さはモバイル用途には厳しいが、外装とのトレードオフと割り切るべきだろう。ただ、国内モデルでもキーボードが英語配列である点は注意したい。 現在、ENVY 14の直接的な後継機は発表されていないが、やや異なるシリーズとしてSpectreXT 13-2100がある。

 ENVY 14について、残念ながら日本HPの直販サイトでは2013年3月19日をもって販売を終了しており、原稿執筆時点では2012年夏モデル(B8M03PA-AAAA)を販売する店舗がわずかに残っているのみとなっている。米Dellは現地時間2013年4月19日、投資会社の米Blackstone Management Partnersを中心とするグループが同社に対する買収案を撤回したことを明らかにした。Dell取締役会の特別委員会は、Blackstoneから最終的な買収案の申請を行わないことを決定したとする通知を4月18日付けで受け取った。 しかし今回、Blackstoneは「Dellが市場における強力な地位を持つ主要グローバル企業の1つだと今でも確信しているが、3月22日に買収案を提示して以来、数々の重要な懸念要因が浮上した」として、これ以上のプロセスに参加しないことを通知した。その理由としてBlackstoneは、2013年第1四半期におけるパソコン市場の出荷台数が14%減少したこと、Dellが2013年の営業利益見通しを37億ドルから30億ドルに下方修正するなど同社の収益が急速に縮小していることなどを指摘した。

 Blackstoneが買収合戦から降りたため、Michael Dell氏とSilver Lakeによる買収計画の対抗は、Icahn氏のグループのみとなる。Icahn氏は今月、Dellに対する出資比率を巡って同社特別委員会と合意を結んだ(関連記事:著名投資家のIcahn氏、出資比率の制限でDellと合意、代わりに他の株主との協議が可能に)。Icahn氏とそのグループはDellに対する出資比率を10%超に引き上げる株式買い増し、あるいは株式の合計保有率が15%超となる他の株主との合意が禁じられる。Dell特別委員会は委任状争奪戦を回避したい考えだが、Icahn氏は合意の際にも「まだ委任状争奪戦を実施する権利があることを明確にしておきたい」と述べている。

 米メディアの報道(Wall Street Journal)によると、Blackstoneの買収案撤回の報道を受け、4月19日におけるDell株式の終値は前日比3.9%安の13.40ドルとなった。「MSI S20」は、MSIによるタブレットとノートPCを兼ね備えたUltrabookだ。MSIが「スライド式」と呼称するように、ノートPC状態からディスプレイを180度に倒し、手前にスライドさせることでタブレットに変形できる。タブレットとしてもノートPCとしても利用可能なコンバーチブル型Ultrabookの一種といえる。注意したい点として、MSI S20のOSはPro版ではない通常のWindows 8で、Microsoft Officeも含まれていない。ビジネス利用でWindows 8 ProやOfficeが必要な場合は、追加購入が必要だ。ただ、現在ではデスクトップアプリのライセンスを含むOffice 365がビジネスユーザー向けに提供されているので、併せて導入を検討するとよいだろう。米Dellと著名投資家のCarl Icahn氏は現地時間2013年4月16日、Dellに対するIcahn氏の出資に制限を設けることで合意したと発表した。その代わりに同氏が他の株主と交渉することについて制約を緩和する。

 Dellは2013年2月に、同社創業者で最高経営責任者(CEO)のMichael Dell氏とプライベートエクイティ会社の米Silver Lake Partnersを中心とする企業連合が、同社をレバレッジドバイアウト(LBO)方式で買収することで最終合意した(関連記事:Dell、約244億ドルで株式非公開化へ、Microsoftが20億ドルを融資)。その後、より有利な条件の買い手の有無を確認する猶予期間(go-shop期間)に、投資会社の米Blackstone Groupを中心とするグループとIcahn氏が率いるグループが買収案を申し出た(関連記事:Dell、創業者による非公開化計画への2対抗案を受領したと正式発表)。Dellは3つの提案について検討を進める。