HP EliteBook Folio 9470m バッテリー

 メモリーは4Gバイトを搭載するが、カスタマイズによる増設はできない。VAIO Proの13インチモデルでは8Gバイトを選択できるだけに、やや残念なところだ。 ストレージについて、オンラインモデルでは256Gバイトまたは128GバイトのSSDを選択できる。一方、13インチモデルではより高性能なPCI Express接続の「ハイスピードSSD」を選択可能で、容量も最大512Gバイトとなる。このように11インチモデルはカスタマイズ幅が限られている。  参考までに、評価機の256GバイトSSDではCドライブに208Gバイトが割り当てられており、空き容量は157Gバイトだった。

 価格は、店頭モデルが12万~14万円で販売されている。Office Home and Business 2013をプリインストールしていることを考えれば、最新プロセッサーを搭載したハイエンドのUltrabookとして、十分に魅力的な価格といえる。タッチ非対応モデルは、さらに1万円ほど安い。一方、CPUやストレージ、Officeの有無をオンラインでカスタマイズできるVAIOオーナーメードモデルでは、店頭モデル相当の構成で15万円以上となる。店頭モデルに比べれば割高な印象だ。米Dellの創業者兼最高経営責任者(CEO)のMichael Dell氏と米Silver Lakeは、Dell非公開化計画に関して修正案を提出したことを現地時間2013年7月24日に明らかにした。1株当たりの買収価格を従来から0.10ドル引き上げ、13.75ドルとする。Dell取締役会の特別委員会も修正案を受け取ったことを同日認めた。

 Dellの大株主で著名投資家のCarl Icahn氏は、非公開化計画の修正案が提出されたことを受け、あらためてDell株主に反対票を投じるよう呼びかける声明を同日発表している。Icahn氏は非公開化計画が承認されなかった場合の代替案を示しており、1株14ドルの株式買い戻しを提案している。デルは2013年7月23日、動画編集などを想定したハイスペックパソコン「Dell Graphic Pro」シリーズに、タッチパネル付き23型フルHD(1920×1080ドット)液晶を搭載した一体型パソコン「Inspiron One 2330オールインワン」を追加した。デル直販サイトでの販売価格は11万4980円から。

 Dell Graphic Proシリーズは、ラインアップの中から映像スタジオ仕様並みのスペックを備える製品を選んでシリーズ化したもの。Inspiron One 2330オールインワンを追加して、ラインアップを9機種にした。 Inspiron One 2330オールインワンは、2012年10月に発売した製品で、8GBのメインメモリーと1TBのHDD、「AMD Radeon HD 7650A」グラフィックス、DVDスーパーマルチドライブを搭載する。OSはWindows 8。本体寸法は高さ385.8×幅574.0×奥行き74.4mm。

 価格(税別)は、以下の通り。Amazon S3の利用料金を含まない本体のみの価格は、キャッシュ容量が2Tバイトの下位モデル「R200」が64万8000円、キャッシュ容量が4Tバイトの上位モデル「R400」が74万8000円。一方、Amazon S3の利用料金(基本料金)は、容量1Tバイトの契約で月額2万5000円、容量2Tバイトの契約で月額3万7500円など(4T/8T/16T/32T/64T/128Tバイトの契約も用意している)。

 なお、Amazon S3の利用に当たっては、容量に応じた利用料金のほかに、データ転送量に応じた従量制の料金が別途必要になる。なお、今後はAmazon S3以外のクラウドストレージを使って、月額利用料金を固定化したパッケージを販売する予定としている。「Iconia W3」は、日本エイサーによる世界初の8.1インチWindows 8タブレットだ。2013年6月のCOMPUTEX TAIPEI 2013における発表後、日本市場にも投入。7月11日に発売された(関連記事:Acerが世界初の8インチWindows 8タブレットを発表、関連記事:日本エイサーが世界初の8インチWindows 8タブレットなどを国内発表)。 この価格差は、プリインストールされるOfficeの違いが原因となっている。海外モデルでは、「Office Home and Student 2013」がバンドルされる。しかし日本ではHome and Studentが存在しないため、より上位のエディションとなる「Office Home and Business 2013」が採用されている。

 両者はライセンス上の違いがあり、Home and Studentは家庭や学業における利用に限定され、「仕事」には利用できない。一方、日本版はHome and Businessのため、ライセンス面でも問題なく仕事に利用できる上に、Outlookも付属する。Iconia W3をビジネス利用したい個人ユーザーには嬉しい仕様だ。なお、Office 365やボリュームライセンスを導入している法人ユーザー向けに、日本エイサーは法人向けモデルを別途販売する予定という。

このほか、Windows担当CMO兼CFOだったTami Reller氏はマーケティング部門を統括する。Skype担当だったTony Bates氏はビジネス開発部門のトップとなり、OEMや半導体メーカー、開発者、フィンランドNokia、米Yahoo!などの主要パートナー企業との連携業務を担当する。米Gartnerは現地時間2013年7月10日、世界パソコン市場に関する調査結果(速報値)を公表した。それによると、同年第2四半期の世界パソコン出荷台数は7600万台となり、前年同期と比べ10.9%減少した。前年割れは5四半期連続。パソコン市場の歴史で最も長く前年割れが続いているという。第2四半期は世界のすべての地域で出荷台数が落ち込んだ。そのうちアジア太平洋地域は5四半期連続で減少、EMEA(欧州、中東、アフリカ)は2四半期連続で2桁減となった。

 2013年第2四半期のメーカー別出荷台数順位を見ると、中国Lenovo Group(聯想集団)が1267万台で、16.7%のシェアを獲得してトップとなった。Lenovoは、2012年第3四半期に初めて米Hewlett-Packard(HP)を抜いて1位になったが、その後の2四半期は2位に後退していた。Lenovoの当期の出荷台数は前年同期比0.6%減と、減少に転じたものの上位5社の中で最も減少率が小さい。

またDell取締役会特別委員会は、「当社の事業課題、激化する競争、業界の減退傾向などを考慮すると、13.65ドルという買収額は、現在検討可能な選択肢の中で最も高い価値と確実性をもたらす」と主張している。Dell株主による投票は、7月18日に行われる予定。「ElitePad 900 for au」は、日本HPによるLTE通信対応のWindows 8タブレットだ。すでにAtom搭載Windows 8タブレットとして発売中の「ElitePad 900」に、KDDIによる3G/LTE通信機能を搭載。法人向けに2013年6月21日より販売が開始された。

 これまで、Windows 8タブレットを持って外出先で通信する際には、公衆無線LANを利用したり、Wi-Fiルーターを経由して3G/LTE回線に接続するといった工夫が必要だった。しかしElitePad 900 for auなら、タブレット単体で3G(CDMA 1X WIN)や下り最大75MbpsのLTE通信が可能。これまでにないWindows 8の活用が期待できる。LTE通信に対応した以外、基本的なスペックはWi-Fi版の「ElitePad 900」と同等となっている。最新のAtomプラットフォーム「Clover Trail」を搭載、OSとしてWindows 8搭載モデルとWindows 8 Pro搭載モデルをラインアップする。

WiFi版ではWindows 8 Pro搭載モデルが8万9250円からとなっており、LTE対応版とは約2万2000円の価格差がある。両者の違いがLTE対応版の「HP lt4125 LTE通信モジュール」のみと考えれば、やや割高な印象を受ける。ただ、厚さや重さが変化せず、薄型軽量のAtomタブレットに最新のLTE通信機能が内蔵されたと考えれば、ビジネスユースでは許容範囲だろう。

 パッケージにSIMカードが同梱されるものの、本体価格に通信料金は含まれておらず、別途KDDIとの契約が必要となる。KDDIはElitePad 900 for auの発売に合わせて、月額5985円のデータ通信プラン「LTEフラット for DATA(m)」の提供を開始、2013年8月31日までに契約すると最大24ヵ月間、525円/月の値引きを行うキャンペーンを実施している。米Dellがウエアラブルコンピュータの開発を検討していると、複数の海外メディア(The Next Web、TechCrunch、SlashGearなど)が現地時間2013年7月4日に、英The Guardianの記事を引用して報じた。

 Dellが先ごろ公表した2013年2~4月期の同社製パソコンの売上高は前年同期比9%減の89億2000万ドルだった。消費者向け製品の販売が低迷している(関連記事1)。また市場調査会社の米IDCが予測する2013年の世界パソコン出荷台数は3億2190万台で、前年から7.8%減少する見通し。2012年の前年比減少率4.0%を大きく上回るとの予測だ(関連記事2)。そうした中、Dellはパソコン以外の分野で収益源を模索しているのではないかと海外メディアは伝えている。

 なおDellのMichael Dell最高経営責任者(CEO)は株式の非公開化を目指している(関連記事3)。これについてBurd氏はThe Guardianのインタビューで「四半期ベースの業績報告プロセスは、変革の速度を高めるための冷静な意思決定を困難にする。Michael Dellはこれを廃止したい考え」と述べている。

これまでのWindows 8タブレットは10インチクラスの製品のみだったが、昨今では7~8インチクラスの小型タブレットの人気が高まっている。この小型タブレット市場に初めて投入されるWindows 8タブレットが、Iconia W3だ。  今後米Microsoftは、Windows 8における小型タブレットのサポートを強化する意向を示しており、その先駆けとなる製品と言える。また、Windows 8タブレットとして初めて「縦持ち」を意識しており、これまでにない活用法が期待できる。Iconia W3の海外モデルは、ストレージ容量によって32GB版と64GB版の2モデルがラインアップされている。しかし日本版では64GB版のみとなった。32GB版はたしかに安価だが、Windows 8の通常利用にはやや物足りない容量と言える。日本版の64GB版における空き容量は、Officeをインストールした状態で29GBとなっている。さらにmicroSDカードによる拡張にも対応する。

 また修正案では、棄権を反対票として数えないこともあわせて提案した。Michael Dell氏によると、現在、非利害関係者が所有する株の25%以上が未投票となっているが、これを反対票として見なすのは「不公平だ」とし、買収価格引き上げの条件として投票規定の変更を求めた。 修正案について特別委員会が精査するため、同日開催予定だった臨時株主総会は8月2日に延期された。 なお米メディア(New York Times)が関係者から得た情報によると、特別委員会は買収価格として1株14ドルを求めているという。Michael Dell氏と米Silver Lakeは7月24日、非公開化計画における1株当たりの買収価格を従来の13.65ドルから13.75ドルに引き上げる修正案を提出した。ただし買収価格引き上げの条件として、棄権票を反対票として数えないよう投票規定の変更を求めた。Michael Dell氏は、非利害関係者が所有する株の25%以上が未投票となっていることに言及し、これを反対票として見なすのは「公平ではない」と主張している(関連記事:Dell創業者が非公開化計画の修正案、1株13.75ドルに0.10ドル引き上げ)。

 2013年第4四半期の地域別出荷台数を見ると、米国は1580万台で前年同期から7.5%減。EMEA(欧州、中東、アフリカ)は2580万台で同6.7%減。アジア太平洋地域は2650万台で同9.8%減だった。一つは「システム視点」での身近さである。企業情報システムやネット上のサービス、組み込み系システムなどで、LinuxOSSの適用範囲がますます広がり、どこにでも使われるようになる、という意味だ。もう一つは「個人視点」での身近さだ。Linux/OSSを活用しながらさまざまなモノ作りを楽めるようになり、Linuxに興味を持ち、実際に活用する人が増える。それによってLinux/OSS関連のエンジニアのすそ野も大きく広がる、という意味である。