Dell Inspiron 1546 バッテリー

すべてのモデルが、IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠の無線LANWiMAX Bluetooth 4.0を備える。

 「MX3シリーズ」は、タッチパネル対応12.5インチワイドIPS液晶ディスプレイ(解像度1920×1080)、DVDスーパーマルチドライブを搭載し、インターフェースはUSB3.0×2、HDMI出力×1、ミニD-sub15ピン×1、SDXC/SDHC/SDカードスロットなどを備える。軽量DVDマルチドライブの採用で、光学ドライブ搭載で世界最軽量の約1.2 kgを実現した。

 タブレット端末としても使用でき、細かな操作や描写に対応したペン先2mmの専用スタイラスペンを備える。また、姿勢制御を搭載し、一定角度の傾きを検出すると光学ドライブの回転速度を抑制することで、タブレットモード時でもディスクを再生できる。

 世界初のカーボン強化マグネシウムダイカストをトップケースに採用。新工法の3層サンドイッチ構造(2層発泡プリプレグ)カーボンを天板用に開発することで、薄型・軽量と堅牢性を両立した。76cm落下試験(底面・動作時)、100kgf加圧振動試験(非動作時)などをクリアしている。キーピッチ横19.0×縦15.2mm、キーストローク2.0mmの打ちやすいキーボードを備える。

 自社開発の高容量バッテリによって長時間駆動を実現。サイズは幅301.4×高さ21.0×奥行き210.0mmで、重さは約1.2kg。

 「CF-MX3TEABR」は、CPUにインテルCore i7-4500Uを採用し、8GBのメモリ、256GBのSSDを搭載する。OSはWindows 8.1 Pro 64。バッテリ駆動時間は約14.5時間。価格はオープンで、実勢価格は27万円前後の見込み。

 「CF-MX3SEBJR」と「CF-MX3SEGJR」は、CPUにインテルCore i5-4200Uを採用し、4GBのメモリ、128GBのSSDを搭載する。OSは、Windows 8.1 64ビット。バッテリ駆動時間は約15時間。「CF-MX3SEBJR」の価格はオープンで、実勢価格は20万円前後の見込み。「CF-MX3SEGJR」は、Microsoft Office Home and Business 2013搭載モデル。価格はオープンで、実勢価格は22万5000円前後の見込み。

 「AX3シリーズ」「LX3シリーズ」「SX3シリーズ」は、全モデルがCPUに第4世代インテルCoreを採用。ウェブカメラの解像度を向上している。

 「AX3シリーズ(CF-AX3SEGJR)」は、CPUにインテルCore i5-4200Uを採用し、タッチパネル対応11.6インチワイドIPS液晶ディスプレイ(解像度1920×1080)、4GBのメモリ、128GBのSSDMicrosoft Office Home and Business 2013を搭載する。インターフェースはUSB3.0×2、HDMI出力×1、ミニD-sub15ピン×1、SDXC/SDHC/SDカードスロットなどを備える。OSは、Windows 8.1 64ビット。バッテリ駆動時間は約14時間。サイズは幅288.0×高さ18.0×奥行き194.0mmで、重さは約1.1kg。価格はオープンで、実勢価格は21万5000円前後の見込み。

 「LX3シリーズ」は、インターフェースにUSB3.0×2、USB2.0×1、HDMI出力×1、ミニD-sub15ピン×1、SDXC/SDHC/SDカードスロットなどを備える。サイズは幅333.0×高さ24.5×奥行き225.6mm。

 「CF-LX3TECBR」は、CPUにインテルCore i7-4500Uを採用し、14.0インチワイド液晶ディスプレイ(解像度1600×900)、8GBのメモリ、256GBのSSDブルーレイディスク(BD)ドライブを搭載する。OSはWindows 8.1 Pro 64ビット。バッテリ駆動時間は約22時間。重さは約1.4kg。価格はオープンで、実勢価格は27万円前後の見込み。

 「CF-LX3SEABR」と「CF-LX3SEAWR」は、CPUにインテルCore i5-4200Uを採用し、14.0インチワイド液晶ディスプレイ(解像度1600×900)、4GBのメモリ、500GBのHDD、DVDスーパーマルチドライブ、Microsoft Office Home and Business 2013を搭載する。バッテリ駆動時間は約10時間。重さは約1.3kg。

 OSは、「CF-LX3SEABR」がWindows 8.1 Pro 64ビット、「CF-LX3SEAWR」がWindows 7 Professional 64ビット(Windows 8.1 Proダウンロード権行使)。価格はオープンで、実勢価格はどちらも20万円前後の見込み。

 「CF-LX3SEJJR」は、CPUにインテルCore i5-4200Uを採用し、14インチワイド液晶ディスプレイ(解像度1366×768)、4GBのメモリ、500GBのHDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載する。OSはWindows 8.1 64ビット。バッテリ駆動時間は約10時間。重さは約1.3kg。価格はオープンで、実勢価格は15万5000円前後の見込み。

 「SX3シリーズ」は、12.1インチワイド液晶ディスプレイ(解像度1600×900)、4GBのメモリ、DVDスーパーマルチドライブを搭載する。インターフェースはUSB3.0×2、USB2.0×1、HDMI出力×1、ミニD-sub15ピン×1、SDXC/SDHC/SDカードスロットなどを備える。サイズは幅295.0×高さ25.4×奥行き216.2mm。

 「CF-SX3TETBR」「CF-SX3TEYBR」「CF-SX3TEYWR」は、CPUにインテルCore i7-4500Uを採用し、256GBのSSDを搭載する。バッテリパック(L)装着時は、重さが約1.4kgで、バッテリ駆動時間は約30時間。バッテリパック(S)装着時は、重さが約1.2kgで、バッテリ駆動時間は約15時間。

 「CF-SX3TETBR」のOSはWindows 8.1 Pro 64ビット。価格はオープンで、実勢価格は24万円前後の見込み。

 「CF-SX3TEYBR」はWindows 8.1 Pro 64ビット、「CF-SX3TEYWR」はWindows 7 Professional 64ビット(Windows 8.1 Proダウンロード権行使)。Microsoft Office Home and Business 2013を搭載する。価格はオープンで、実勢価格はどちらも26万5000円前後の見込み。

 「CF-SX3SEABR」「CF-SX3SEPBR」「CF-SX3SEPWR」は、CPUにインテルCore i5-4200Uを採用し、750GBのHDDを搭載する。バッテリ駆動時間は約13時間で、重さは約1.2kg。

 「CF-SX3SEABR」と「CF-SX3SEPBR」のOSはWindows 8.1 Pro 64ビット。「CF-SX3SEABR」の価格はオープンで、実勢価格は19万円前後。「CF-SX3SEPBR」はMicrosoft Office Home and Business 2013搭載モデル。価格はオープンで、実勢価格は21万5000円前後の見込み。

 「CF-SX3SEPWR」は、Windows 7 Professional 64ビット(Windows 8.1 Proダウンロード権行使)。Microsoft Office Home and Business 2013を搭載する。価格はオープンで、実勢価格は21万5000円前後の見込み。ビジネスモバイルの雄、パナソニックがまたやってくれた。2014年春モデルで登場した「レッツノート MX3」は、光学ドライブ搭載で世界最軽量を誇る2in1 Ultrabookだ(12.5型以上液晶搭載コンバーチブルPCにおいて最軽量/2014年1月15日現在/同社調べ)。回転機構付きの12.5型フルHD液晶、光学ドライブ、専用スタイラスペンを搭載しながら、約1.198キロの軽さを実現しているのは見逃せない。もちろん、レッツノートらしく、堅牢性も拡張性もバッテリーにも妥協がない作りだ。ノートPCというものが、外出先での作業を可能にする「ビジネスマンのよき相棒」としての地位を確立してから、かなりの年月がたった。人によっては「もう20年以上は、ノートPCを持ち運んでいる」という方もいらっしゃるだろう。一般的な見地からしても、十数年前には既に、ビジネスにおけるモバイルノートPCの活用は定着していたといえる。

 そして、そうしたビジネスモバイルPCの歴史は、真に実用的なレベルでの「軽量・長時間駆動・頑丈・高性能」を引っ提げて登場した、現行レッツノートの始祖である「R1」とともに始まったといっても過言ではない。

 その後、ノートPCのモバイル活用は着実に範囲を拡大し、ビジネススタイルの1つとして定着してきた。ただ最近になって、その有り様に少し変化が生じている。それは、タブレット端末の利用拡大によるものだ。

 もちろん、文書作成をはじめとする本格的な作業における実用性などを鑑みれば、ノートPCに取って代わるものではないということは、皆さん実感されているに違いない。

 しかし同時に、「タッチによる操作」や「相手に画面を見せやすい」といった、タブレットが持ついくつかの特長が非常に有効に機能するビジネスシーンが決して少なくないことも確かだ。代表的なところでいえば、対面での商品/サービス説明、保険やローンのシミュレーションなどが挙げられるが、それ以外にも今後は様々な業務へと浸透していくことが見込まれる。

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 実際、そうしたニーズを受け、タブレットとしても利用可能な“2in1”タイプのノートPCが増えてきている。しかし、単にノートPCをタブレットスタイルで使えるようにするだけでは、PCとしてもタブレットとしても中途半端なものになりかねない。求められているのは、ノートPCスタイルでも、タブレットスタイルでも、それぞれの単体製品以上の優れた性能を発揮し、しかも、本当の意味で持ち運びやすい製品ではなかろうか。

 ようやく、そうした条件を満たす、「決定版」といえる製品が登場した。それがレッツノートの最新モデル「MX3」だ。

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パナソニックの12.5型フルHD液晶搭載“2in1”Ultrabook「レッツノート MX3」。光学ドライブ搭載でも、12.5型以上のコンバーチブルPCで最軽量を誇る。液晶ディスプレイが360度回転してタブレットスタイルに変形しつつ、通常のクラムシェル型モバイルノートPCとしても利用可能だ
光学ドライブ内蔵で軽さと頑丈さを徹底追求

 ただ、レッツノートでは、ノートPCとタブレットの1台2役を実現した「ハイブリット・モバイル」として、既に「AX」シリーズを展開している。では、今回新たに投入された「MX」は、そのAXとどこが異なるのか。

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MXは前面にトレイ式のDVDスーパーマルチドライブを内蔵している
外見上での目立った違いとしては、光学ドライブ搭載か否かという点にとどまるかもしれない。しかし、実はそれは水面から浮き出た氷山の一角に過ぎないのだ。MXは、AXと、「クリエイティブモバイル」をうたう光学ドライブ内蔵のクラムシェル型モバイルノートPC「SX」の中間に位置するモデルであり、双方の長所を取り込みつつ、絶妙なバランスがとられた製品に仕上がっている。

 しかも、それだけではない。MXは2in1の「ハイブリット・モバイル」であると同時に、ノートPCとして実用性の高い「光学ドライブ搭載Ultrabook」という側面も持つ。当然ながら、レッツノートの特長である「軽量」「長時間駆動」「頑丈」「高性能」の各要素においても、妥協した点などはまったく見当たらない。

 その中でも特に注目したいのが「軽量」へのこだわりだ。MXでは、12.5型フルHD液晶ディスプレイ、光学ドライブを搭載しつつ、なんと「約1.198キロ」という軽さを実現している。本体サイズは301.4(幅)×210(奥行き)×21(高さ)ミリだ。レッツノートは、新製品発表の度にさまざまな手段で軽量化が図られてきただけに、ユーザー側は「いくらパナソニックの技術力をもってしても、もうこれ以上の軽量化は無理だろう」と考えがちだ。

 しかし、今回もこれまでに蓄積してきた技術に磨きをかけるとともに、新たな着眼点を盛り込むことで、さらなる軽量化に成功した。具体的には「トップケース(キーボード周囲の面)での新金属材料“カーボン強化マグネシウムダイカストの採用」、そして、「新工法である3層のサンドイッチ構造“2層発泡プリプレグ”によるカーボン天板の開発」によって、レッツノートの強みであるタフ性能を支える「面強度」を落とすことなく、ボディ各所の薄肉化と軽量化を実現したのだ。

キーボード/パームレスト一体型のトップカバーは、薄さ、軽さ、頑丈さを兼ね備えたカーボン含有のマグネシウム合金「UHD合金」だ(写真=左)。成形時の高い流動性を確保しながら薄肉化を実現した。結晶粒径の微細化により、必要な面強度も確保している。天板にもカーボンを採用しているが、カーボンとカーボンの間に発泡材を挟み込んだ3層のサンドイッチ構造(2層発泡プリプレグ)により、軽さと強度を両立した(写真=右)。ボンネット構造の厚みをアップし、面強度を高めている
  もちろん、「軽い=バッテリが持たない」という図式は、レッツノートでは当てはまらない。MXではバッテリー1(交換型バッテリー/1セル容量:2400mAhの新開発高容量タイプ)+バッテリー2(内蔵型バッテリー)の2段構えの構成になっており、通常の使用であれば約15時間もの長時間駆動が行える。内蔵型バッテリーのおかげで、電源を切らずに、交換型バッテリーをホットスワップで着脱できるのも便利だ。

 

 この薄型軽量ボディと長時間駆動の両立は、CPUに第4世代Coreプロセッサー(開発コード名:Haswell)を採用したことも大きい。店頭販売モデルはCore i7-4500U(1.8GHz/最大3.0GHz)もしくはCore i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)を採用。Core i7搭載モデルは8Gバイトメモリと256GバイトSSDCore i5搭載モデルは4Gバイトメモリと128GバイトSSDを搭載し、Haswell世代のビジネスモバイルとしてハイレベルな性能を確保している。

薄型軽量ボディでも2段構えのバッテリーは健在。内蔵型バッテリーを活用し、電源を落とさずに交換型バッテリーを着脱できる(写真=左)。ACアダプタは小型軽量にまとまっており、長めの出張時でも携帯がじゃまにならない(写真=右)。コンセントに直接差せるウォールマウントプラグと電源ケーブルの2つが付属しているのも気が利いているパナソニックは、ノートパソコン(PC)「Let's note」の新シリーズとして12.5型ワイドサイズ液晶を搭載し、タブレットとしても使える「MX3」シリーズを発売する。質量は1.198kgで、同サイズで光学式ドライブを搭載したタブレット兼用ノートPC(コンバーチブルPC)としては「世界最軽量」(同社)という。開発に当たって特に力を入れたのが、光学式ドライブを搭載しながら1.2kgを切るための軽量化だ。例えば、トップケースには、「UHD合金」と呼ぶ新しいマグネシウム(Mg)合金のダイカスト品を採用した。UHD合金は、ダイカスト用のMg合金に炭素(C)を含有させたもので、成形時の流動性が高まって薄肉化が可能になる他、結晶粒径の微細化で耐力が高まる。チクソモールド用として開発されたC含有のMg合金「UH合金」をダイカストに適用できるように、材料メーカーとダイカストメーカーで共同開発したもので、「世界で初めて商品化した」(同社説明員)。従来製品の「AX」シリーズは、Mgとアルミニウムのプレス品を貼り合わせたものを採用していたが、UHD合金の採用により10~20g程度軽量化を図れたという。

 

 従来はMg合金のダイカスト品だった天板には、新たに開発した炭素繊維で発泡材を挟み込んだ「3層サンドイッチ構造」(2層発泡プリプレグ)の材料を用いた。加えて、天板の一部を厚くするボンネット構造を採用するなどし、面強度を確保しながら14%の軽量化を実現した。この他、光学ドライブユニットはケースに穴を開けるなどして34gの軽量化を図っている。現在Let's noteのラインナップの中には、光学式ドライブを内蔵した「SX3」シリーズと液晶画面を反転させることでタブレットにもなる「AX3」シリーズがある。前者は、DVDを再生できることやキーボードの打鍵性の良さから、後者はWindows 8.1との相性がよいタブレットとして使えることからビジネス用として人気がある。一方で、タブレットでも光学式ドライブを使いたいといった要望が多いことから、AX3の利点を生かしながら、SX3の良いところを取り込む形でMX3を開発したという。発売は2014年2月14日。価格はオープンだが、店頭想定価格は約20万円(税込み)から。~最高品質でプレイが可能なハイエンドモデルと、15.6型のモバイルゲーミングノート、プレイシーンに合わせて選べる新たな2モデルをラインナップ~

 TSUKUMO(ツクモ)ブランドでPCおよびPC周辺機器を販売する、ヤマダ電機グループの株式会社Project Whiteは、独自に展開するゲームパソコン「G-GEAR」より、株式会社スクウェア・エニックスが運営する『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼアWindows版の推奨パソコン新モデルを1月16日(木)より発売いたします。タブレットが急速に普及しつつある。2010年のiPad登場に端を発し、おもにコンシューマー用途を中心に広まってきたタブレットだが、昨今はアプリ、さらにはセキュリティ面などにおいて法人ユースにも耐えうる製品が増えつつある。Androidタブレットの成熟、Windows 8.1タブレットの登場といった動きもあり、法人におけるノートPCの代替として、本格的に注目を集めているというのが現在の流れだ。

DELL XPS 15 バッテリー

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 それゆえ、現在使用しているノートPCから、タブレットへのリプレースを検討している法人も少なくないと聞くが、タブレットがあらゆる面でノートPCより優れているかというと、決してそのようなことはない。ブームに乗って社内に導入してみたところ、思っていたような使い方ができず、ノートPCを利用していた頃に比べてむしろ効率を落としてしまったという例もあちこちで耳にする。きちんと理解して導入すれば便利さは折り紙つきだが、過剰な期待ゆえに短所が目立ってしまっているケースもあるようだ。

 今回は、SOHO/中小企業向けのタブレット導入指南の第1回として、ノートPCと比較した場合、タブレットの何が優れていて、一方で何が劣っているのか、まずはそのメリットとデメリットをじっくりと見ていくことにしよう。

 なお、ノートPCとしてもタブレットとしても利用可能な変形型の新しいPCとして「2in1デバイス」(別名:コンバーチブルPC/ハイブリッドPC)という製品群も出てきているが、ここでは話を単純化するため、業務向けに一般的な変形機構がないクラムシェル型ノートPCを中心に比較する。

メリット――可搬性、電池の持ち、即時起動、タッチ、価格など

ソニーの「Xperia Tablet Z」は、6.9~7.2ミリ厚で約495グラムと薄型軽量の10.1型Androidタブレット。前述のiPad Airも重量は469グラム(Wi-Fiモデルの場合)と非常に軽い
  タブレットのメリットは数多く存在するが、まず挙げられるのは本体の軽さや薄さといった可搬性だ。

 

 画面サイズが同等の一般的なモバイルノートPCと比べておよそ半分ほどの重量であることは、外回りで多くの荷物を持ち歩く場合や、移動中に電車やバスの中で立って使いたい場合、大きな利点となりうる。今なら10型クラスで、およそ500~600グラム前後が標準的だろうか。2013年10月に登場した「iPad Air」などは、500グラムを切っている(469グラム~)といった状況である。

 特にノートPCでは、たとえ本体が軽量でも、ACアダプタを含めるとそこそこの重さになってしまうことも多い。その点タブレットであれば、たいていの場合はACアダプタが非常に小さく、多くの製品はUSBケーブル1本あれば充電できてしまうのも利点だ。また薄型であることも、バッグへの収まりを考慮した場合、強みとなる。

 そのバッテリーの持ちについては、製品によってばらつきはあるものの、一般的なノートPCをはるかに超える駆動時間を誇る製品は珍しくない。ノートPCの多くはACアダプタによる駆動を前提にしており、たとえモバイル向けのノートPCであっても、丸1日通して使える製品はまだ少ない。長時間駆動を目的に大容量のバッテリーをノートPCで利用すると、今度は重さや厚さが増してしまう。

 その点タブレットであれば、ほとんどの用途において、終日の利用にも問題なく対応する。またiPadのようにバッテリーの持ちがよい機種になると、バッグの中に数日程度入れっぱなしにしておいても、バッテリーの減りがほとんど見られない。こうした長寿命ぶりは、ノートPCの先を行っている。

 起動の速さも利点だ。正確には電源オフ状態からの起動ではなく、スリープからの復帰ということになるが、タブレットはボタンを押すと瞬時に復帰する。起動完了までに数十秒~数分程度かかるのがざらのWindows 7以前のWindows OSと比べると、まさに雲泥の差と言っていい。

 Windows 8以降のPCは、起動が高速になり、タブレット並の高速復帰をうたう製品もあるが、低価格なHDD内蔵ノートPCまで対応できていないのが現状だ。思い立ったらすぐに使える機動力の高さは、ビジネスシーンでこそ重宝する。 Dell XPS M1530 バッテリー