Sony VAIO VGN-P バッテリー

今回、ドライバソフトウェアが間に合わず試すことができなかったが、画面の明るさなどはソフトウェアで調整することになる。スペックを見ると最大輝度330cd/m2、コントラスト比970:1と、24HDからさらに性能が向上している。ビデオカードに依存するが、30bitフルカラー(1原色1024階調)にも対応し、Adobe RGBカバー率97%を実現している。また、厳密なカラーマネジメントのために、専用の「WACOM Color Manager」がオプションで用意される。これは測定器と、専用のソフトウェア(X-rite社製)でカラーキャリブレーションを実現するものだ。画面を表示させてみて、なるほどと感じた。従来の24HDなどでは、2重になったベゼルのデザインのため、画面が小さく押し込められたような印象だったが、27HDのシンプルな本体デザインでは、明るく広大な表示がとても映えるのだ。これは創作意欲をかき立てられる。

市場全体としてはやや地味な展開だったモバイル向けノートPC、2in1デバイスの中でも光る存在感を見せたのが、Microsoftの「Surface Pro 3」だ(国内では日本マイクロソフトが7月に発売)。 先代の「Surface Pro 2」より大きな画面を搭載しながら軽量化し、さらにキックスタンドやキーボードカバー、ACアダプタの改良により、ノートPCスタイルでの使い勝手が向上し、利便性がより増している。ノートPCとタブレットを1台で両立できる2in1デバイスは、逆に中途半端になりがちだが、Surface Pro 3は最も成功した製品だろう。1~2は、ダイレクトに感性に飛び込んでくる直感的な要素で、所有したい、購入したいという意欲をあおる。最近のヒット商品には共通する要素だろう。3~5は、ノートPC的な使い勝手を考えた場合に重要だ。「少ない重量負担で」「スマートに」タッチ感のよいキーボードを携帯できるType Coverの存在は大きい。特に「少ない重量負担で」という点は重要で、ここが決定的に欠けている2in1デバイスは多い。

WindowsノートパソコンのAlienware 15およびAlienware 17は、世界で最も象徴的なゲーミングシステムファミリーであるAlienwareの新しいメンバーです。両システムとも、オプションとしてインテルCore i7クアッドコアプロセッサーやNVIDIA GTX 980Mグラフィックスなど最新のゲーミング技術を搭載し、革新的なAlienware Graphics Amplifierにも接続可能です。新しいAlienware 15およびAlienware 17は先代モデルに比べてそれぞれ20%薄くなっており、減速することなくフルパワーのパフォーマンスを発揮するコンポーネントが特長です。ノートパソコンに搭載されたグラフィックカードは100%の定格消費電力で、ゲーマーの必要性に応じて常に最大のグラフィックス性能を提供します。

さらに、インテルCore i7モデルは、別売りのAlienware Graphics Amplifierに接続すると、自動的にオーバークロックします。新しいAlienware 15およびAlienware 17は、ゲーム愛好者のあらゆるニーズに最適化されたノートパソコンであり、Alienware Graphics Amplifierを利用して自宅でコマンドセンターを起動したり、外出先で高フレームレート (FPS) のマッチに参加したりと、状況に合わせたパフォーマンスとゲーミングスケーラビリティを実現します。これらの新型ノートパソコンは、Alienwareブランドの高品質素材と、卓越したユーザーエクスペリエンスに対するコミットメントに基づき、銅、アルミニウム、カーボンファイバーなどの素材を採用し、堅牢かつパフォーマンスを重視したボディ設計となっています。Alienwareとのパートナーシップは、スタジオやステージで構想する私の革新的なビジョンを強化してくれました。スタジオではAlienwareのパワフルなシステムがデジタルオーディオ制作の限界を引き上げ、ステージ上でのライブパフォーマンスではAlienwareの圧倒的なグラフィックス処理能力により魅力的な3Dイメージのオーディオ・ビジュアル体験を実現し、リスナーを包み込みます。

新しいAlienware 15とAlienware 17は、かつてないレベルのオーディオとビジュアルの制作を実現することができるのです。ASUS JAPANは、ノートパソコンの2014年冬モデルとして、13.3型の「ASUS ZENBOOK UX303LN」、15.6型の「X555LA」、11.6型の「X200MA」の3機種を発表。11月1日より予約販売を開始し、11月上旬以降より販売を予定している。

■「ASUS ZENBOOK UX303LN」
ASUS ZENBOOK シリーズ」に外付けGPUGeForce 840M」を搭載した13.3型モバイルノートパソコン。一体成型のアルミニウムユニボディで、カラーはシックな新色のスモーキーブラウンを採用した。
主な仕様は、ディスプレイが13.3型ワイド液晶、CPUが「Core i5 4210U」、メモリーが8GB DDR3、ストレージが500GB HDD。無線通信は、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応の無線LANとBluertooth 4.0を内蔵。OSは64bit版「Windows 8.1」をプリインストール。 インターフェイスは、USB 3.0×3、HDMI×1、Mini DisplayPort×1など。カードリーダーは、SDXC/SDHC/SDメモリーカード、マルチメディアカードに対応する。このほか、暗闇でも入力しやすいイルミネートキーボードを搭載した。本体サイズは323(幅)×20(高さ)×223(奥行)mm。重量は約1.5kg。バッテリー駆動時間は約6.4時間。
市場想定価格は109,800円(税抜)。
■「X555LA」
2014年度グッドデザイン賞を受賞し、CPUにインテルCore i3」を搭載した15.6型のスタンダードノートパソコン。天板には指紋や傷がつきにくいスピン加工を施した。
また、3本指に対応するマルチタッチパッド「ASUS Smart Gesture」を搭載。長時間使用してもパームレストが熱くならない「ASUS IceCool Design」など同社独自のテクノロジーを採用。表計算などのソフトが搭載されたビジネス統合アプリ「KINGSOFT Office 2013 Standard」も付属する。 主な仕様は、ディスプレイが15.6型ワイド液晶、CPUが「Core i3 4030U」、メモリーが4GB DDR3、ストレージが1TB HDD。無線通信は、IEEE802.11b/g/n対応の無線LANを内蔵。OSは64bit版「Windows 8.1」をプリインストール。インターフェイスは、HDMI×1、アナログRGB×1、USB 3.0×2、USB 2.0×1など。カードリーダーはSDXC/SDHC/SDメモリーカードに対応する。
本体サイズは382(幅)×25.8(高さ)×256(奥行)mm。重量は約2.3kg。バッテリー駆動時間は約5.2時間。ボディカラーは、ブラック(スピン加工)、ホワイト、ブルー(光沢仕上げ)の3色を用意した。
市場想定価格は64,800円(税抜)。

超軽量“約745グラム”のCore M搭載2in1――「Let'snote RZ4」 2014年後半に登場したIntelの「Core M」プロセッサは、他のカテゴリに先駆けて14ナノメートルプロセスルールをいち早く採用し、2in1デバイスに最適化したSoC(System On Chip)だ。第4世代Core Yプロセッサの後継にあたるが、従来比でTDP(熱設計電力)を60%削減することにより、性能とバッテリー駆動時間を両立するとともに、ファンレス設計も容易になった。

 その高いポテンシャルを印象付けたのが、パナソニックが他社に先駆けて投入したCore M搭載の10.1型2in1デバイス「Let'snote RZ4」だろう。クラムシェル型ノートPCとしての使い勝手を完全に備えたコンバーチブルタイプの2in1でありながら、約745グラムの軽量ボディ、パフォーマンス、長時間のバッテリー駆動時間、ビジネスモバイルとしての堅牢性を高いレベルで兼ね備えている(ヒートパイプ縮小による軽量化のため、Core Mでもファンを内蔵した)。 10.1型IPS液晶ディスプレイも同社の従来製品より表示品質がよくなった印象だ。画面アスペクト比16:10(1920×1200ピクセル)の採用、ビジネス向け端子(アナログRGB出力や有線LAN)を備えるなど、Let'snoteらしさも健在だ。

想像力をかき立てるスティック型PC――「m-Stick MS-NH1」 年末に大きな注目を集めたのが、マウスコンピューターの「m-Stick MS-NH1」だ。わずか重量約44グラム、ちょっと大きめのマルチカードリーダーのようなボディでAtom Z3735F(1.33GHz/最大1.83GHz)をはじめシステム一式を内蔵し、Windows 8.1 with Bing(32ビット版)が動くのだから面白い。 電源についてはMicro USBポートからの給電で動作し(ACアダプタ付属)、HDMI出力端子の搭載でテレビやディスプレイのHDMI入力端子に直接差して使うことが可能だ。IEEE802.11b/g/nの無線LANBluetooth 4.0+LEも搭載し、Bluetoothキーボードとマウスを組み合わせれば、リビングや宿泊したホテルのテレビがたちまち大画面PCに早変わりする。

 熱設計には少々無理があるようだが、それでもこのチャレンジは大いに評価したい。テレビの超小型セットトップボックス的な利用、店頭ディスプレイを用いたデジタルサイネージ用、車載用、あるいは出張時などのバックアップ機など、さまざまな活用が考えられそうだ。 1万9800円(税込、送料込)という安さもあって、12月5日に同社の直販サイトで発売するやいなや数分で完売してしまった。その後の再販でもすぐに売り切れ、入荷待ちの状態が続いているという人気ぶりも納得だ。 「現在でも、ほぼ100%が福井県出身者で対応している。ねばり強い福井の県民性は、サポートにも適している。また、他県のサポート拠点よりも、離職率が低いという特徴もある。スキルの高い人材を継続的に雇用でき、スキルの蓄積にも効果がある。また、技術系の大学が多く、技術スキルの高い人材を雇用できるという点も、福井市ならではの特徴だと言える」という。

 2012年2月には、レノボがグローバル規模で、サポートセンターの基幹システムの入れ替えを実施。まずはIdeaPadなどのコンシューマ製品を対象に、それまでの日本独自の基幹システムからのシステム移行を行なったのに続き、2012年7月には、Thinkシリーズのサポート業務の基幹システムの移行を実施。これにあわせて、従来、日本IBMが行なっていたThinkシリーズの電話サポートを、福井市のサポート拠点へと移管した。

 「2012年7月には、福井市のサポート拠点に、IdeaPadなどのコンシューマ向けPCと、コマーシャル向けPCであるThinkシリーズのサポートをすべて統合。さらに、これまでの121コンタクトセンターの機能を、北海道、東京、大阪、沖縄の4つのサポート拠点に分散。福井市のサポート拠点は、レノボブランド製品だけに特化した体制となった」(レノボ・ジャパン太田部長)。 さらに、このタイミングにあわせて、Thinkシリーズのオンサイト修理の受付機能であるレノボ・オンサイトセンターも統合。現在も、この体制を維持している。

 現在、福井市の拠点には、直接電話サポートを行なうスマートセンターと、修理受付を行なうオンサイトセンター、管理部門をあわせて約180人が勤務。また、2014年8月には新たに岩手県盛岡市にもコンシューマ製品の電話サポートを行なう拠点を新設。これにより、福井においてコマーシャル製品のりサポートを行なっていたエージェントを、コマーシャル製品へと振り分け、ThinkPadなどの電話サポートの対応人数を増加させる一方、コンシューマ製品のサポート拠点を分散することで、災害時なども継続的に稼働できる体制を整えた。

このビジュアルはまさに絶景――「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」 今年最も注目を集めた液晶一体型デスクトップPCと言えば、アップルの「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」だ。4Kを飛び越えての5K(5120×2880ピクセル)、27型の大画面でRetinaディスプレイである。これぞまさに絶景。極限まで絞りこんだフォルムも実にエレガントで、画面の美しさをさらに引き立てている。インターフェイスやポート類は他の薄型製品と同様にHDMIUSB3.0×2、ステレオマイクコンボジャックといった感じだ。拡張コネクターがありドッキングステーションに接続できるようになっている。この