Dell alienware m11x バッテリー

プロジェクトの提案、査定、サポートの方法に関する詳細な取り決め(PDF文書)も公開している。NECが販売している「LifeTouch セキュリティモデル」は、企業が業務で活用する上で必要となる様々なセキュリティ機能を搭載したAndroid端末である(写真1、写真2)。OSが標準で備えていなかったり(注:バージョンなどによる)、個人ユーザー向けのAndroidスマートフォンでは端末メーカーが搭載を見送っていたりするセキュリティ関連の機能を独自に強化している点が特長となっている(関連記事:NEC、独自にセキュリティを強化した企業向けAndroid端末2機種を発売)。

 連載第1回(企業ユースに役立つ機能を徹底検証、NECの「LifeTouch セキュリティモデル」を試す)では、同モデルが搭載する数々のセキュリティ機能のうち、外出先から会社のネットワークに安全にアクセスする目的で使う「VPN機能」に的を絞って設定方法や動作などを検証した。

 第2回となる今回は、VPN以外のネットワーク周りの機能に目を向けてみよう。具体的には、「プロキシーサーバー接続機能」や「ネットワーク利用制御機能」(IPアドレスフィルター)、「無線LANハンドオーバー機能」などについて見ていく。

 「やりとりを中継する」といっても、ルーターがIPパケットを中継するようなイメージとは異なる。proxy(代理)という単語が意味する通り、ユーザー端末の代理として目的のサーバーにアクセスする。つまり、端末とプロキシーサーバーとの間でまず通信セッションが張られ、それとは独立してプロキシーサーバーと目的のサーバーとの間で通信セッションが確立する形になる(注:HTTPSによる暗号化通信など微妙なケースもあるが、「TCPレベルで通信が終端する」という点は共通である)。

 企業では一般に、プロキシーサーバーを(1)特定の端末や通信プロトコルによる接続だけを許可する、(2)外部のサーバー/サービスに対して企業ネットワーク内部の情報を隠蔽(ぺい)する、(3)やりとりするデータに対してセキュリティチェックを施したり、内容を監視したりする――といった目的で使っている。

 さて、企業がAndroid端末を業務目的で導入し、社内ネットワーク(LAN)につないで使おうとする場合、このプロキシーサーバーとの接続機能が一般的に備わっていないことが問題として浮上する。「3G通信などを使ってもっぱら外出先でインターネットにアクセスできればいい」といった使い方なら問題にならないが、持ち帰って社内でも利用する場合、Android端末からプロキシーサーバーを利用できないことがネックとなるケースが出てくる。

 一方で米Dellの出荷台数は同1.4%減となり、シェア11.6%で3位に転落した。Dellは同社が本来強みを持つ法人市場で激しい競争にさらされており、ほぼすべての市場で業界平均を下回った。 このほか、台湾Acerは出荷台数が同23.2%減少して4位に、台湾ASUSTeK Computer(ASUS)が同18.5%増で5位となった。ASUSは中国で高い伸びを示し、6位の東芝との差を広げた。

 対応する端末は、現時点ではNTTコムが独自に調達したDell Venueのみ。しかし今後は、Android 2.3を搭載した端末をラインアップに加えていく方針だとしている。社外での接続手段は、NTTコムがMVNO(仮想移動体通信事業者)として提供するNTTドコモ網の3Gデータ通信回線や、NTTコムの公衆無線LANサービス「ホットスポット」を使う。音声回線を利用できないデータ通信専用SIMを使っているため、すべての通話は050電話アプリで行う。

 利用料金は、050電話と3G回線、公衆無線LANをセットにしたベーシック構成の「050プラン」が、1端末あたり月額5880円から。050電話アプリ同士の通話料は無料で、企業側の固定電話にNTTコムや提携ISPの050電話サービスを併せて使えば、固定-移動端末間の通話料も無料になる。NECは2011年10月19日、NECブレードサーバー環境で利用できるリソース管理ソフト「PAN Manager Software for NEC」(仮称)を発表した。2012年春をめどに販売開始する。米Egeneraのリソース管理ソフト「PAN Manager」のNEC版に相当する。

下り最大21Mビット/秒のULTRA SPEED対応機種は次の4機種。シャープ製の「AQUOS PHONE 104SH」、「同 102SH」、パナソニックモバイルコミュニケーションズ製の「LUMIX Phone 101P」、京セラ製の「HONEY BEE 101K」である。上りは最大5.7Mビット/秒となる。いずれも緊急地震速報にも対応する。 

 従来型携帯電話は全8色をそろえるシャープ製「PANTONE 4 105SH」(2012年3月以降発売予定)を発表。また、同日発表した高速通信サービス「SoftBank 4G」(関連記事)に対応するWAN側下り最大76Mビット/秒のモバイルWi-Fiルーター「ULTRA WiFi 4G 101SI」(セイコーインスツル製、2012年2月以降発売)や、月額490円で導入できるホームセキュリティ端末「みまもりホームセキュリティ 101HW」(中国Huawei Technologies製、2012年1月下旬以降発売)を発表した。NTTコミュニケーションズは2011年10月4日、Androidスマートフォンを使ってクラウド「BizCITY」上に用意した社内システムに接続するためのサービス「リモートオフィスソリューション」を販売開始する。スマートフォン本体とデータ通信/IP電話機能を中核に、業務ソフトのリモート利用環境などを提供する。スマートフォン1台から契約できる。

写真2●画面キャプチャができればこのようにカスタマイズしたホーム画面を遠隔の相手に見せるのも簡単です
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しかし、例えば本連載の第1回で紹介したホーム画面のカスタマイズ方法を自分で試してみて、壁紙やアイコン、ウィジェットの配置などにこだわったホーム画面が出来上がったとしても(写真2)、画面がキャプチャできなければ気軽にブログやSNSなどで紹介することはできません。わざわざ別のデジカメで端末の画面を撮影してまで紹介しようという人は少ないでしょう。

  まずVisual Studioの開発を担当するJason Zander氏は、Windows 8搭載タブレットWindows Phoneの間で、Azureを介して連携しながら同時にゲームを進めるというデモを見せた(写真2)。開発中の次期開発ツールVisual Studio 11」と新しいAzure SDKを使うことで、こうしたアプリケーションの開発だけでなく、完成したアプリケーションをAzure上にデプロイすることも簡単になることを実際のコードを書きながら来場者に説明した。

 データセンターの消費電力効率は一般に、データセンター全体の消費電力量をIT機器の消費電力量で割って算出するPUE(Power Usage Effectiveness)という指標で示される。一般的なデータセンターにおけるPUEは1.5~2.5程度である。布谷氏によると、米Microsoftが提供する地図情報サービス「Bing Maps」のデータセンターは、デル製品を使いFresh Air Coolingの仕組みを導入して、PUE1.03を達成している。米Dellは米国時間2011年8月29日、クラウドコンピューティングサービス「Dell Cloud with VMware vCloud Datacenter Service」を発表した。米VMwareが開発したクラウド向けアーキテクチャーをベースにする。

 Dellのデータセンターを利用し、同社サーバーとストレージ、セキュリティ技術を組み合わせる。企業が既存のIT環境を効率的にクラウドサービスと連携させるためのコンサルティングや、アプリケーションサービスおよびインフラサービスを提供する。

 導入方式は、パブリック、プライベート、ハイブリッドを用意する。パブリックでは、仮想CPU、メモリー、ストレージ、IPアドレスファイアウォールなどをIaaS(インフラストラクチャ・アズ・ア・サービス)モデルで提供する。プライベートは、「VMware vSphere」「VMware vCloud Director」あるいはDellの「vStart」などを利用して、企業所有のデータセンターまたはDellのデータセンターに専用のクラウド環境を構築する。ハイブリッドは、「VMware vCloud Connector」を使ってプライベートクラウドDellによるパブリッククラウドを集約管理する機能を提供する。 これは空調を用いずに外気を利用して冷却する「Fresh AirCooling」の仕組みを採用したデータセンターへの同社製品の採用を推進する狙いがある。「2年半におよぶ実証実験を通じて、温度や湿度に対する耐性などを確認した。Fresh Air Coolingを採用すれば、データセンターの電力利用効率を大幅に高めることができる」と強調した。

 消費者の嗜好(しこう)が変化する中、技術進歩が加速し、パソコン業界は急変しつつある。従来型のデスクトップパソコンの需要が低下する一方で「iPad」にけん引され、タブレットコンピューターの市場が急拡大していると、調査機関の米ACSIは分析している。

 ほかのパソコンメーカーを見ると、米Hewlett-PackardのHPブランドは前年から1ポイント増の78点となり、Compaqブランドの75点を上回った。いずれも2002年の合併以来最高得点を獲得したが、HPの市場シェアはタブレットコンピューターの台頭で脅かされているという。このほか米Dell、台湾AcerGatewayブランドを含む)は77点で、ソニー東芝などが含まれる“その他のメーカー”も同じく77点を獲得したが、いずれも前年から横ばいだった。 Gartnerの主席アナリスト、北川美佳子氏は「パソコン業界の業績は季節平均を下回った。成熟市場の新学期商戦は期待外れで、消費者向けパソコンが低迷していることを裏付けるものとなった。スマートフォンや米AppleiPadといったメディアタブレットなど非パソコン機器への人気が高まっており、消費者の支出がパソコンからシフトしている」と述べている。

 ベンダー別の出荷台数を見ると、米Hewlett-Packard(HP)が前年同期比5.3%増となり、シェア17.7%で首位を維持した。HPは2011年8月にパソコン事業の分離独立(スピンオフ)を検討していると発表したが、第3四半期の伸び率は業界平均を上回った。とりわけ米国市場では同15.1%増と高い伸びを示している(関連記事:HPがwebOS事業を打ち切り、PC部門の分離検討)。

 また中国Lenovo Group(聯想集団)の出荷台数が同25.2%増と伸びておりシェアは13.5%となった。Lenovoは世界のパソコン出荷台数ランキングで初めて2位に浮上した。Gartnerは「NECとの合弁事業の影響もその一因だが、Lenovoの法人/消費者市場に向けた積極的なマーケティングが奏功した」と分析している(関連記事:パソコン事業グループ「NEC レノボ・ジャパン グループ」が発足)。